useUpdateDocs(ドキュメントの一括更新)
Firestore 上のドキュメントのデータを更新するのに用います。
const [setFn, writing, called, error] = useUpdateDocs(fql, options);
Hooks の戻り値
setFn:
(...args: any[]) => void
データを書き込むための関数です。
writing:
boolean
データを書き込んでいるかを表します。
called:
boolean
setFn
が呼び出されたかどうかを表します。error:
Error
データ書き込みの際にエラーが発生した場合エラー内容が入力されます。初期値には
null
が代入されています。
Hooks の引数
fql:
{[key: string]: SetFql}
ドキュメントに書き込む内容を宣言的に示すオブジェクトです。
key
は Firestore 上の ドキュメント / コレクション のパスを表しています。書き込む内容を Hooks を使う時点で確定させる
StaticSetFql
を用いたり、
書き込む内容をsetFn
を呼び出す時点で確定させるDynamicSetFql
を用いることができます.
具体的な違いについてはuseSetDoc
の Exampleを参照してください。
optional options:
object
データを取得する際のオプションです。
options の内容
optional merge:
boolean
書き込み時に、ドキュメントの既存のフィールドを上書きするかを指定します。
optional mergeFields:
string[]
書き込み時に、ドキュメントのどのフィールドを上書き対象にするかを指定します。
optional callback:
() => void
データを書き込む際に実行される関数を指定することができます。
Example
const fql = {
"/cities/Tokyo": {
fields: {
population: 40000000,
},
},
"/users/adams": {
fields: {
age: 23,
},
},
};
const [setFn, writing, called, error] = useSetDocs(fql);
更新前の Firestore が次のようになっているとします。
├── cities
│ └── Tokyo
│ ├── country: "Japan"
│ ├── name: "Tokyo"
│ └── population: 35676000
└── users
└── adams
├── age: 22
├── gender: "man"
└── name: "James Adams"
次を実行することでデータが更新されます。
setTokyo();
更新後の Firestore は次のようになります。
├── cities
│ └── Tokyo
│ ├── country: "Japan"
│ ├── name: "Tokyo"
│ └── population: 40000000
└── users
└── adams
├── age: 23
├── gender: "man"
└── name: "James Adams"