概要
Fireclient の基本 Hooks を組み合わせることで、プロジェクトに合わせたカスタム Hooks を作成することができます。 具体的な作成例にはいる前に、まずはカスタム Hooks を作成するメリットや各 Hooks の使い方について説明していきます。
カスタム Hooks にするメリット
プロジェクトの規模が大きくなってくると、同様な処理が複数箇所で必要になってくる場合があります。 同様なコードが複数箇所に点在しているとメンテナンスが困難になり、バグの原因・可読性の低下にも繋がります。当然 Firestore 関連の処理についても処理の共通化は行うべきです。しかし、Firestore は非同期処理であるため、通常この処理の共通化はハードルが上がってしまうでしょう。
しかし、Fireclient では Hooks が使えます。Hooks はとても強力な機能で、たとえ非同期処理であってもコールバックなどを気にすることなく扱うことができ、状況に合わせた処理を簡単に作成することができます。
また、Firestore 内のデータは、リアルタイムに取得する必要があるもの、値が更新されないとわかっているものなど、様々な状況が考えられます。カスタム Hooks を作成することでこれらの状況に細かくカスタマイズされた、より最適なデータ通信を実現することができます。